ドカベンの水島先生が将棋漫画を描いていたので感想を書く~『父ちゃんの王将』~

作品名:『父ちゃんの王将』全1巻
ジャンル:小5が特例でいきなりプロ四段を目指すお話。
著者 :水島 新司 
出版社: 講談社
発行日:2003年2月21日
販売価格:税別514円
 
登場人物:中田 歩(なかた あゆむ)

水島新司著『父ちゃんの王将』13Pより。
この目の離れ方は盤上を広く見る時に便利だな~。

□感想
アマチュアのプロ編入は1944年までさかのぼる。
真剣士花村元司が升田幸三に香落ちで指しわけ、プロ五段編入試験が行われ合格した。しかしあくま特例で制度として編入試験が出来るのはまだまだ先。

2005年2月、元奨励会三段の瀬川さんがプロ編入の嘆願書を出したことを契機に2006年にプロ編入試験制度が正式に決定された。

それを使って2015年に元奨励会三段の今泉先生がプロになっている。

2019年秋には元奨励三段ユーチューバーあげあげさんが受験を表明している。

編入試験制度の特徴は、受験資格さえ満たせば地獄の奨励会を通過せずに短期間でプロになれること。

さて、今回紹介する『父ちゃんの王将』は

小学5年生が、

奨励会を経由せずに…

いきなりプロを目指すお話です!

2019年の今なら「プロ編入試験制度を使えば理論上可能」と言えるのだがそれが無かった2003年に描いたのはすごいな~です。

しかも受験するのがオーバーエイジ枠じゃなくて小学5年生という設定も超現代流。最近では『りぼーんの棋士』で中学生が奨励会を経由せずにプロを目指そうとするお話が描かれていましたがやっと2003年に発行された『父ちゃんの王将』が時代に追いついたという感じですね。


さすが『ドカベン』の水島新司先生、大漫画家!
 未来が見えています。

□あらすじ ネタバレ注意!

小学5年生、中田歩(なかたあゆむ)は地元新潟の道場で腕を磨いている。

中田は小学生名人戦を制しプロの名人との記念対局を指す。

2枚落ちの予定だったが「それじゃ将棋じゃないよ」と言って平手戦を所望する。

オールOKで返事を出す天下の名人でしたが…

手加減したら負けました\(^o^)/

これを見ていた真田九段が中田を内弟子にして鍛えまくる。

あるとき、連盟の理事会で中田が非公式でプロ四段に勝った棋譜を披露し、特例でプロ四段にしてやってと言ったのでした。

さすがにまぐれで1回、それも非公式で勝った負けたじゃダメでしょ~というね。

じゃあ誰か戦えば?みたいな意見も出たのだが…
水島新司著『父ちゃんの王将』105Pより。

鬼の奨励会三段リーグを死ぬ思いでくぐってみんなプロになっているんだからそういうのは良くないし奨励会の権威にもかかわるという意見が!まぁ当然だわな。

そこに波に乗っている片切2冠王が「元天才少年の理事達よ、つーかお前ら小学生に負けるの怖いんだろ、俺が試験相手になったるで」と切り出す。
水島新司著『父ちゃんの王将』108Pより。

結果…どうなったでしょうか?

やはり1本勝負は良くないね、現行の試験制度は5人の棋士と戦うのでそっちのほうが実力をみれるので良いとは思う。

□火曜サスペンス
どうでもいいことを一つ。
中田は真田九段が不倫して出来たコなんですよね。
したがって、中田が天才棋士藤井聡太棋士ばりに活躍して賞金稼いだらそのお金は誰のものになるんでしょうか・・・。私はそっちの方が気になりますね~どろどろ。

□おまけの短編野球漫画
163P以降は短編野球漫画が2つ描かれています。
fc2blog_20191008194031aae.jpg
巨人ファンを隠して偽りの阪神推し居酒屋で生計を立てていた男の物語が思いのほか面白かった。途中で巨人ファンだったことがバレて客がこなくったところになんと…

まさかの新圧選手登場(笑)
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水島新司著『父ちゃんの王将』190Pより。

やっぱ新庄ってヒーローなんだなぁと思いました。

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