出版社: 秋田書店(少年チャンピオン・コミックスエクストラ)第13話の予告カット更新しました!本編13話の更新は来週9日(月)、単行本発売は13日(金)です。どうぞよろしくお願いします。【掲載まであと1週間!】『チェイサーゲーム』第13話予告 - チェイサーゲーム https://t.co/yrgqFIeoyS @famitsuさんから
— 松島 幸太朗@サイバーコネクトツー (@matsushima_cc2) 2019年9月2日
第1話「将棋界崩壊の日」が全てのスタート。
時は、2020年
羽内「名人」 vs コンピューター日本一「彗星」の公開対局が世間の大注目を浴び行われていた。
将棋連盟としても羽内名人なら勝てるという算段で開催したのだが…。
はい。
それまでのソフトであれば過去の棋譜に基づいて最善手を導くだけなので、定跡に囚われず新手を指せる羽内名人が圧倒的に強かった。
しかし…
「彗星」においても、過去の棋譜をもとに新手・新構想を独自学習できるプログラムが仕込まれていたのだった!
すると、どうでしょう。
名人が負けちゃいました!
ー将棋界終了のお知らせー
「彗星」のプログラマーは、
「こんなはずじゃなかった。好きな将棋を自分のソフトでどこまでできるか試したかっただけなのにとんでもないことをしてしまった…」と激しく後悔。
以降、プログラマーは姿を消して、名人は引退。
飯田棋士・教授の講演思い出した→2017.9.1【飯田教授】「将棋と人工知能」講演
それだけでは収まりがつかず、
プロ棋士の権威失墜、七大タイトル戦はスポンサーがつかず廃止。
以後、将棋の人気は急落する。
そこで将棋連盟は3つの改革案を提出する。
そのひとつで2026年以降は、棋士+ソフトのタッグ戦(対局中はソフト使用不可)で名人を決めることとなった。
しかし、予想に反して名人戦で優勝したのは無所属でソフトと組まない増山だった。
ようするに、コンピューターが創った人智を超えた必勝定跡丸暗記に精一杯になりすぎて、棋士達の地力が退化していたというね。
学校の勉強も意味がわからないまま丸暗記するとその通りの出題なら正解出来るけど、ちょっとひねられたり、同じ内容でレベルが低い内容を出題されても基礎力(地力)が無いから対応できない現象のアレです。
結局、ソフトは地力が強い人間が使わないと危険!という話になるのです。これは私も常々言ってきたこと。この漫画はそうしたソフト病にかかっている人へのヒントになると思う。
二巻では、ソフトとのタッグに耐えうる強い男が登場。
かつて自分を負かした「彗星」と手を組み、増山名人に挑む。
さぁ、無所属棋士 増山名人、どうなるのか。
最後は意外と漢同士の戦いだ~的なノリで私の頭の処理速度も追いつかなかったりしましたが面白かったです。
この漫画は、ソフトばっかり使って全然力がついていないのにそれに気づいていない棋友や子どもさんにそっと「お薬です💊」と言って手渡すのが良いと思います^^
あべしん
・アマ五段(県竜王戦優勝)の四間飛車党
・中学、高校、大学、社会人で県優勝
→全国大会出場
・地元紙で将棋の観戦記を書いてます
・連絡先→kouteipengin6@gmail.com
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