伸びる人に共通すること。【8/24 研究会・六県祝賀会の振り返り】

【 8/24(土) 】
午前中は山形のT奨励会員&関西奨励会員&全国中学生名人と30分60秒で研究会。

関西奨励会員さんは岩手在住で朝5時に家を出たとの事。
それで山形に来て勉強にならなかったら交通費&時間&体力の無駄なので頑張ろうと思った。

昼は、山形一寸亭で山形名物「冷たい肉そば」(*'▽')

岩手の子から私は完全に将棋を教わってしまった…意識低めのキャンセル待ち戦法が通じませんでした。ちなみに全勝はM本中学名人、マジか…。

16時半過ぎに終わって最寄り駅まで岩手の子を乗せていく、また来てください(*^。^*)!

そのあとT奨励会員&中学名人を天童まで乗せていく。

やべぇ話聞いてしまった。

T奨励会員は奨励会1回目(中1)の受験でR2200で失敗、1年後に奨励会に入会した時には24七段(2700)あったと言っていたので1年で500点近く上げた事になる。

私この話を聞いて思わず、

あべしん「それより下でも最近は受かっている人いるのでは?」

T奨励会員「いますけど、入ってから苦労するかもしれないですね、しないかもしれないですが。」

こりゃあ、1本取られたね(^-^;
アマチュアみたいな質問してすいませんでした!!

たしか、数年前に中学選抜優勝したW奨励会員も小6で2600~くらいあったのでやはり24なんだなと思った。

夜、天童ホテルで六県祝賀会。

祝賀会前にひとっ風呂浴びていたらY寺先生と会いました。将棋ウォーズの3切れを1日50局くらいPCでやるそうです(笑)。

18時半、六県祝賀会はじまり、はじまり~!

あべりーさんが遅刻してきたなぁ。
何て弁明するのかなと思ったら
「後ろのタイヤが銀ばさみに遭った!」でした💡
2019-08-30a.png
ホントかよーと思った(笑)

テーブルは酒田勢と県有望若手選手のパパ2人と同じテーブル、面白かった。

六県大会の内容については、
H輪先生の東北六県大会観戦記①読んでない方はどうぞ。

久々に回り道ブログのT田さんと会ったのですがテーブルが違っていたためほぼ喋らずに解散、なぜなのだー!

上達論では、六県大将のほまみー君も子どもは序盤で意味の無い手や損している手が無くなればもっと強くなれるのにねということを言っていました。

これ、私の持論なんだけど序盤で指す意味の無い手というのは初心者時代からの「すりこみ」によるところが大きいと思う。

一番最初に習った級位者レベルの定跡は、大惨事にならないよう超妥協した分かりやすい手を便宜上教えられることが多いです。

それを上のレベルに行って使っていると通用しないわけですが、本人はそれが常識・定跡と頭に刷り込まれているから反射で指す、疑問を持つことが出来ない。

同じように初心者時代に受けたプロの先生のアドバイスを段になってからも信じ続けるのは危険、状況がだいぶ違うので。

さらに言うと…

プロの先生は多面指しで基本忙しいからその子の棋力も分からないし専門分野ではない場合はジャストフィットするアドバイスをするのは無理だと思います。
だから、当たり障りのない手を教えたりもするのでそのあたりも信じすぎない事。

私の経験からすると人や定跡書を大いに疑うことが出来てその労力を惜しまない子は強くなると思います。

前述したメンバーや強いと言われている若い人は、私が大会でほぼ冗談で指したような戦法からブログに書いている戦法、感想戦で「必勝だよね」と言った局面まで「?」と思ったら家に帰って「本当なのか?」とソフトでしつこいくらい研究している。

で、次会う「あれ、ダメですね」とわざわざご丁寧に教えてくれるのである。

これ、私以外と戦った将棋も「本当なのか?」と分析しているようでした。

※24の点数爆上げはまさにこれの産物。どの戦法をやられても明確な指針がある人は勝ちやすい→24の点数が上がりやすい、私も過去そうでした。

おそらく定跡書に書いていることや指導対局でプロに言われたことまで「怪しい」と思ったら研究しているんだと思う。

「本に書いてるから」とか「強い人が言ってたから」で思考停止してはいけない。

将棋は教科書の答えをそのまま覚えるのが得意な秀才は伸び悩む。
上にいけばいくほど答えが無くなっていくから。
(教科書レベルの知識すら無い人はもっと伸び悩むけど)

そのあとに、問われるのは自分で考えて判断する力。
最初は素直で良いのだが素直すぎてもダメ、どこかで自分の意思が入らないといけないソフトを使うにしても。




関連記事

コメント

非公開コメント

あべしん

・アマ五段(県竜王戦優勝)の四間飛車党
・中学、高校、大学、社会人で県優勝
 →全国大会出場
・地元紙で将棋の観戦記を書いてます
・連絡先→kouteipengin6@gmail.com

全記事表示リンク