作品名:『駒が舞う』全5巻
ジャンル:将棋つっぱりジュニアハイスクールもの
出版社: グループ・ゼロ
発行日:1985年3月1日
販売価格:電子書籍432円/Kindle Unlimited対象商品
登場人物:桂 駒吉 (かつら こまきち)
のちの全国中学生名人である。
□ 感想&ネタバレあり
主人公、駒吉のお父さんは大の将棋好きが高じて無事経営しているお店兼自宅を借金取りから取られました、自業自得です。
乳飲み子を連れ一家は逃げるように別の土地へ去った。
そこで平穏な暮らしを取り戻したかに見えたが、将棋の悪魔がまたしても襲ってくる。
駒吉の父、1回勝たせてもらって調子づいてどんどん賭け将棋にハマって破産💸(;’∀’)
一家バラバラ、父死亡、あひゃ。
ある時、駒吉は父の血を受け継ぎ中学で将棋をやってみたらなんと1個上の全国中学生名人のボンボンと互角に渡り合う。
マジか!
名人は激怒して手下の駒のプリントTシャツを着た手下を使い駒吉を物理的に攻撃しはじめる。
そこで駒吉も将棋の駒を手裏剣のように使い応戦するが数の脅威にやられる。
しかし最後は地元の天狗様に助けられる。
天狗様は流派に背いた手を指したため棋界から追放された過去を持つ男(なんだそれw)、駒吉と意気投合して弟子にすることに決めたのだった。
その後、駒吉は美女の背中に彫られた死人が出るという呪いの詰将棋を解く試練に挑む。
ある条件が揃わないと背中に詰将棋が浮かび上がらない仕組みになっています。
持ち駒については本編を見てね^^
結果、225手詰を完璧に解ききるも美女死亡、なぜ!?ホワイ?
そして中学日本一を目指して修行に励むが、賭けに負けて大会前1週間を外人の東京観光に付き合ってしまう。
しかし、まぁ本当にいろいろあるのだが持つべきものは将棋仲間。なぜか、最初はクソだった奴らもラストらへんになるとみんながみんな正々堂々と漢らしく戦うような結末を迎える、昔の漫画ってステキ!
結果、ボンボン(前年度中学名人)の父が脱税💸でアウト(笑)
この漫画、色々と濃すぎます。
私が何を書いているのか分けわからないと思った方、全部本当です(笑)
読んでみてください!
どうしてこうなった…的な展開が結構あるので、面白いか面白くないかで言ったら笑える漫画だと思います。
タイトルにある『駒が舞う』は著者の大島氏に踊らされたキャラ達のことなのかもしれませんね^^
☆私のお気に入りのキャラ☆
・2位 桂ちゃん
駒吉から結構な頻度でひっぱたかれる。
悪だくみが得意なのだがここまで清々しく正義の鉄槌を下される女キャラは今では考えられない。駒吉もよく初対面の女の子を殴るなぁ思う。
・1位 盲目の真剣士「紀州」
絶体絶命の局面から駒吉にハメ手を放って勝ったが周りから卑怯者と言われ駒吉からも「金返せ」と言われるしで大変。ハメ手に引っかかる方が悪いのに!3巻くらいから登場して最後まで良い仕事をする。
□表紙が残念だけども・・・
おそらく、表紙の絵のダサさで読む気力を無くしている人も結構いると思う。
私も1巻の表紙を見て意味が分からなかった(爆)
失礼ながらなんなんだこのダサさはと思った。
しかし、そういう漫画のほうが作者の世界観が炸裂していて、頭に天使の輪のごとく駒が舞っていて、マニアックな物語を楽しめると思う。
さぁ君も怖いもの見たさに読んでみよう!
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