小菅はかつてプロ棋士だったが引退して実業界で実績を上げた大物である。料亭で再会を懐かしむ一方で香介は運命の出会いを果たす。
舞妓 雛菊 !
香介の想いは加速するが仙人から次の地へ旅立つ事を告げられる。
プロポーズを雛菊にする香介だったが、
将棋辞めてちゃんと働け('Д')
と言われてしまう。
【 東京 】
久々に戻った地元では何やらきな臭い動きがあった。
小野五平十二世名人が、真剣師や大道将棋の勢力を一掃せよと師範代の南郷力丸に命じたのだった。
南郷力丸と香介には前哨戦がありこの漫画1、2を争う難易度の次の一手問題がある。3巻190Pをチェックしてみてください。
さて、名人家vs真剣師の対決は4vs4の公開対局で行われることになる。
当日くじ引きの結果、
・南郷力丸(名人家)vs能面政
・帝大生 高杉晋作 vs 香介
・帝大生 桂 五郎 vs 西方
・写真家 勝 vs 権藤
という取り組みになり ここでもとんでもない次の一手合戦が繰り広げられことになる。特に勝vs権藤はなるほどでした。
□ 4巻
仙人曰く、勝負事はその人の器の大きさが出る。そこで香介に人生修行をさせることにした。場所は、貧民街にある「天国村」。
奇術師のもとでピエロになる訓練をしたり…なんぞこれって内容。
【 群馬(上州)編 】
酒場で出会った真剣師と共謀して博打で宿場街を牛耳る上州屋から金を巻き上げる作戦を考える。
□4巻最後〜5巻
【 新潟・長岡編 】
大道将棋で学費を稼ぐ東北道学生将棋連盟に絡まれる香介。
いや、おれ昔、東北学生将棋連盟にいたからな、まさかあの組織にこんな過去があったなんて!笑 さすがに漫画の話だと思うけどさ。そして何故か相撲の話も並行して進んで行く。
【 新潟・新潟市編 】
香介は政治家田中角行と真剣をして多額の借金をつくってしまう。
ワレ バンジキュウス カネオクレ
と地元にヘルプをおくる。
遠路はるばるお金を持ってきたのはなんと 雛菊だった!!
香介は再会を喜ぶ間も無く金を受け取るとすぐに田中のもとへ賭け将棋をやりに行くのだった!! もう病気ですね、これは(^-^;
【 山形県天童編 】
「今度の旅修業が終わったら必ず京都に帰る」と菊香に言い残し天童へ向かう香介。
真剣師「天童の龍」と呼ばれる駒師とは何者か!
□6巻
【 青森県恐山編 】
てか、山形終わったら京都に帰るんじゃなかったのかい!これだから将棋バカは…。
三途の川を渡った先で、六歳のイタコと賭け将棋をする超展開に。
イタコが見せる幻覚はなんと脱〇〇ーブによるものだったというとんでもない話。
【 北海道函館編 】
北海のヒグマの異名を持つ真剣師がいると聞き船に乗りこむ。
負けたら一年間熊撃ち猟師見習いの刑である、奴隷契約!
【 北海道阿寒湖編 】
カムイ(神)という呼び名のアイヌの長と賭け将棋をやりにいく。
しかし、その正体は!
アッ〜( ゚Д゚)!
【 東京・浅草 】
何故かここからヤクザ漫画が始まる。
ここで宿命のライバル陸奥宗銀と香介は出会う。
この章は結構あれで、風虎の辰が相手の用心棒をグサッと刺すシーンもある。将棋漫画に血はつきものとはいえなかなか凄まじい。
なお、ここで一瞬だけ香介は京都で帰りを待つ菊香を思い出すのだった。
その後はちゃんこ鍋を食べ充実した東京ライフを送る香介。
ある日、京都から許嫁の菊香が会いにきた、ここで結婚式をあげましょうと(; ・`д・´)!
香介は思った!
もっともっと強くなって、菊香を日本一の真剣師の女房にしたると(´▽`)
んんんん!?
新婚旅行も兼ねて京都まで菊香と汽車で帰ることにした香介、乗客の噂話に耳を傾ける。
👂ぴくぴく…
「四国に渦潮(うずしお)指しというえらい強い真剣師がいる…」
(^<^)行かねば・・・。
香介は菊香を帰らせ、徳島に向かうのだった!
(`・ω・´)
【 徳島編 】
まずは弟子の四天王との対局。
・僧侶くずれの真剣師
・槍の清正
・奇兵隊指しの晋作
・一夜城の秀吉
弱そうな名前しかいない件。
しかし、渦潮指しは強かった。
なんと!!風車で渦潮を起こすのだった!斬新。
□8巻
【 高知編 】
渦潮に飲まれた香介は酒に溺れ、地元の真剣師に因縁をつけ、スマキにされ海に沈められたのであった。
The End
と思いきや、花乃家に拾われ一命をとりとめた香介。意識を取り戻し職業を聞かれ
「相撲取りですた(; ・`д・´)」と答える。
このあとしばらく相撲漫画に変貌したのは言うまでもない。
◎闇の闘将棋
闘将棋とは金持ち真剣師を雇って大金を賭け代指しさせることである。中には、真剣師をクスリ漬けにして飼っている者もいてシャレにならない。
◎リベンジしに徳島へ戻る
しかしそこに渦潮指しの姿は無かった。
無かったというか、屋敷も土地も無くなっていた!
【 小倉編 】
謎の真剣師宋玉を追う香介。
そのさなか、森鴎外から熊本にヒミコという強い真剣師がいると聞く。
【 熊本編 】
宋玉の発見に成功!
火山の噴火にも動じず指し続ける2人。
『ヤンケの香介』8巻163Pの次の1手問題は超良問。
是非とも実戦で私もこんな手を発見してみたいものだ。
◎香介、京都へ戻る!
真剣の旅を終え京へ戻る香介。
菊香との新婚生活がやっと始まるかと思いきや小野五平名人の後継者である南郷力丸と小野五平名人の娘の結婚式へ出るため上京しなければならなくなった。
そこで謎の超展開。
十二世名人 小野五平 vs 真剣師 駒田香介
世紀の対局が実現する!!
外に出て、勝ちを読みきった香介。
道路に飛び出す子犬!
突っ込んでくる車!!
あとはあなた自身の目で確かめて。
以上。
私がこの漫画で香介という人物から学んだことは、
・気合は大事。
・負けたら何度でもしつこく挑戦して勝ったらそれっきりで勝ち逃げする。
の2点です。
週刊将棋で7年間続いた漫画ということで知っている人も多いと思いますが1話も欠かさず読んだ人はなかなかいないと思います。ぜひ、あの頃をもう一度思い出して読んでみてはいかがでしょうか。
あべしん
・アマ五段(県竜王戦優勝)の四間飛車党
・中学、高校、大学、社会人で県優勝
→全国大会出場
・地元紙で将棋の観戦記を書いてます
・連絡先→kouteipengin6@gmail.com
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