◎3回戦 vs 鉄人T中先生(90歳近い)
鉄人、酸素呼吸器みたいなのを引きづっての参戦ですがダイジョブなんでしょうか・・・。
先手が私で四間飛車です。
上図△55角はベテランの先生が若手に嫌がらせで使ってくる指し方(言い過ぎましたw)。先手の受け方は▲37桂または▲37銀ですが、前者は玉形が薄い、後者は美濃囲いにならないので嫌と言えば嫌なんですが別に悪くは無いと思う。
以下▲37銀から駒組みを進めて下図。
ここは振り飛車の岐路。
左銀の使い方なんだけど▲66銀と▲56銀がどっちがいいか問題。
・▲56銀は安定する形ではあるが仕掛けることが出来ないので後手にミレニアムの好形を許してしまいそう。それは先手作戦負けの悪寒がします。
というわけで▲66銀と後手の囲いが完成しないうちに角頭めがけて突っ込みます。
え~~と、▲66銀は次の▲75歩を狙っているので△84角と受けるかと思いきや「やってこい」と言われました~~(;'∀')
上図以下、△22王、75歩、84飛、78飛。
以下、△32銀、59角、75歩、同銀、82飛、76飛。
左辺はうまくやったと思いました。
しかし右辺が凝り形なので豪快に捌くと思わぬ反動を受けて負けるのが怖い。
以下△45歩、▲77桂、55角。
うううん。ここらへんが良くも悪くもベテランの芸ですねw
ふわっと目標になりそうな角を再度△55へ戻る。
上図以下▲66銀もあったと思うけど角を歩でいじめる方針で指そうと思ったので以下の手順を選びました。以下、▲56歩、44角、28王、24歩。
ここで▲46歩が狙いの1手。
この変化にしたときに▲66へ銀を置いておくと角で切られそうな気がしたのでさっき66銀とは引かなかったのでした。
上図以下素直に△同歩なら▲45歩、同桂、46銀で桂が助からない。
こうなればうまいんですけど~。
再掲下図。
本譜は以下、△25桂、45歩。
ここで△37桂成なら同角で飛車・角両取り!
なので再掲下図以下△33角と引かせて~
▲46銀と進む。
次に▲26歩から桂馬を殺していっちょあがりと思いきやここからベテラン流の勝負手をくらっておかしくなりました。上図以下、△72飛、74歩、42飛。
▲74歩で7筋を重くしてから42飛と4筋攻めに方針転換するのがエモい構想。以下、▲26歩、44歩、25歩、45歩、37銀、25歩で下図。
玉頭に圧力をかけられて非常に気持ちが悪い。
正直ここでは何を指したら良いかわからなくなった。
以下、7筋が重いので▲73歩成、同桂、74歩とやったのですが…。
△65桂!が返し技で以下▲同桂とするも無視して99角成が強手。
やらかしたぁぁぁ\(^o^)/と思った。
馬作られたのも痛いですが先手陣は歩切れなので香車を使って攻められるのがきついんです。▲74歩が完全に取り残されてと金作って歩をゲットするまで2手かかるのが痛い。これは収集困難の打ち合いの将棋になってしまったと思った。
上図以下、▲53桂成、同金、77角、同馬、同飛で下図。
働いていない飛車なのでせめて横効きで守備に役立って!という願い。
以下、それでも△46桂が厳しい。
後手の攻めが止まらない~~( ゚Д゚)
つーわけ受けもきかなそうだし持ち時間も無くなりそうなので(切れ負け)受けに回ったら勝てないと思い攻め合いへ。受ける駒が無い時は攻めるしかない、攻撃は最大の防御なり的な。
上図以下、▲66角、33角、65桂、38桂成、同王、52金引、53銀、46香。
うううううん??ここは冷静になるところですよね(;'∀')
香車は確かに厳しいけども上図以下、▲46銀、同歩、42銀不成。
根元の飛車が取れたので先手陣の安全度は上がった!
これは良くなった気がする~。
以下、▲24香で詰み!だと思って打ったら普通に23銀打と埋められてあひゃ\(^o^)/
昨日の熱中症の後遺症で相手の持ち駒が脳内で正確に表示されない病気にかかったかもしれない。香車は…歩が無い先手にとって脅威の駒であるのに貰ってすぐあっさり相手に渡してしまった、コントのような終盤をやっている・・・。
上図以下、▲23香成、同王、16桂、22王、44銀、43香!
と思ったら香車を取りかえすチャンスがまた回ってきたーーー!!。
進んで下図、実は再び相手に香車が渡ってました(笑)。
「香車」を手にしたら必ず次のターンで使わないといけないカードゲームをやってるみたいです。
上図、ここで▲53桂成の軽手を発見。
以下△同金、33銀成、同王、45桂!
桂馬が両手を広げて香車を包み込む。
「エヴァシリーズ、完成していたのね…」
わた~し~に還りなさ~い♪
劇場版新世紀エヴァンゲリオンのテーマ、魂のルフランが流れ終劇。
この将棋は負けてもおかしくない変化が色々あって怖かった。T中先生の将棋は怖さがあるのでこっちも命懸けの変化に飛び込んで切り込まないといけないので毎回大変です。
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