個人的に実戦経験ゼロ(笑)
まぁ、持ち時間は45分あるし色々とチャレンジしていかないと進歩しないよね。
羽生先生も「年数を重ねると手堅くいこうとどうしても思ってしまう、そこから何か生まれるかといったら何も生まれない。チャレンジして何かを得られるのであれば1つ2つ負けるのは苦にならない。」という事を言っていますしね。
上図以下、▲45歩にはさすがに33角で受かる。
以下、▲44歩、同銀、37桂には53銀と引くことができるというのがこの作戦の主眼。
・飛車交換は後手の4枚美濃が堅すぎる。
・△45桂には88角成、同銀、64銀で振り飛車が軽い形。
△54歩型は仕掛けてもらえるのであれば振り飛車が悪くなることは無いと思って良い。
再掲下図。
本譜はここで▲26歩。
普通に指すなら△64歩か△33角ですかね。ただしどちらもその後の展開を考えると指したくなかったので△12香。
上図以下、▲86歩、来た来た来たキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
さっきもちらっと書いたが△54歩型は急戦を受けることに関しては最強なのだが持久戦にされた時どういう駒運びをするかセンスが問われる。
面白くなってまいりました~~!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Q上図以下△64歩の構想は?
後手有力。
以下『四間飛車の急所1巻』219P通りに指せば下図まではいく。
後手は銀冠には組めないが弾力ある形で待つことが出来る。
上図から後手が仕掛けるなら▲25桂だが△42角と引かれて▲45歩に53角がぴったり。
こうなれば後手が勝ちやすいと藤井先生の本には書いてある。
しかし、どうせ玉頭攻めの将棋になるのであれば後手は銀冠に組めていればもっと良いと思う。その2手分(83銀+72金)はどこから捻出するのか?
答えは6筋の2手。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それが再掲下図。
銀冠に組みたいので上図以下△84歩を急ぐ。
以下▲87王、83銀、78銀、72金。
銀冠を作れば強気の玉頭戦を展開できる。
上図以下先手は▲87王型では戦えない(終盤△85歩が鬼厳しい)ので▲98王から87銀と米長玉銀冠へ組みかえる。
進んで下図、本譜の展開。やはりこの形が対米長銀冠の急所。
以下、▲78金上が普通かと思いますが…
△31角!と引くのが思い描いていた構想。
居角状態(22角型)から33角を経由せずに1手で8筋を睨めたのは大変気分が良いでございます。
上図以下、▲45歩には同歩!(12香が光る)、11角成に△64角が絶好の切り返しでこれは後手良し。
序盤で△64歩を突かなかった意味がコレでございます。
※序盤で居飛車に手待ちされて△64歩を突かされてしまったらこの構想は使えない。
再掲下図。
上図以下、手薄になった2筋を狙って▲25歩はどうか。
以下△33桂、28飛、64角。
▲24歩には△46角がぴったり。
というわけで、△31角→△64角が間に合ってしまうと先手はどうにも不満な展開になりそうである。(後手は一手の無駄も無く最短で理想形を目指そうとしているので先手も気合いをいれて指す必要がある)
そこで本譜、再掲下図。
相手の方、本当にお強い。
しばらく考えて▲45歩と仕掛けてきた。
理想形許すまじという気迫が伝わってくる。
私も△22角が浮いているので怖いところではあった。
どう受けるか。
まぁ~~正直△42飛と戻れば受けるだけなら間違いはなさそう。
ただし、なんかな~~一度引いた飛車を戻る事にすごい違和感というか嫌な予感がする。というのも本譜下図では△33角が一連の流れだからさ。
上図以下▲44歩、同銀、37桂。
△42飛型であればここで△53銀と引けるが△41飛型だと飛車を素抜かれる。
従って形は△43歩だろう。
以下、▲78金上なら・・・
△42角と引く。
▲45歩とくれば△55銀、同銀、同歩、同角、59銀!
この展開になるんであれば割り銀を誘発した▲78金上は効果が薄い気がする。
再掲下図。
ここで▲25桂はある。
以下、△42角、45歩、55銀、同歩、同角。
以下、△24歩までは指す。
振り飛車もアホみたいに良いとは言い切れないけどまずまずか。
まずまずと言いつつ正直なところ△43歩と打つ将棋は結論難しいと思う。
はい、右四間の話はこれで終了。
藤井本の54歩型高美濃と並行して使っていただければと思います。
本譜、中盤すっ飛ばして終盤が下図。
色々ミスったしミスってくださった。
何回ひっくり返ったのかわからない。
上図は危険地帯の▲97にいた王を88へ引き詰めろ逃れの詰めろ(▲93金以下の詰めろ)を狙ってきた局面。この局面は後手に定番の勝負手があると読んでいました。以下、△85桂!
これまた△19馬を通しての詰めろ逃れの詰めろ。
上図以下▲同歩なら△86香と打つ。
これで勝てるかは分からないけど相当な勝負。
以下、▲87桂なら△94桂がさらに詰めろ逃れの詰めろ。
先手からの▲94桂王手の筋を消しながら攻める事が出来る。
本譜は再掲下図以下、▲93金。
取れば詰みなので△73王と逃げる。
本譜は以下▲83金打からバラしてきたので後手王は詰まずに勝ちになったが・・・上図以下、▲85歩と手を戻されると上部が手厚くて後手勝てない?
多分負けている気がする。
う~~ん、序盤は構想通りに進んで良くなったと思ったけど終盤が怪しかった。気迫のこもった勝負手を指されてよろけてしまった~。相手の方に序盤~終盤まで感想戦を付きあってもらってこの日は終了。30秒将棋では読むことが出来ない奥の奥まで読むことが出来たので価値の高い1局でした。オカチいいね!
コメント