前回から引き続き、ウォーズ4級の方の棋譜添削をしています。
◎成or不成では天と地ほど違う!
終盤です。
上図以下、△49銀は才能を感じる手。
すぐに△57香成とせず攻撃に爆発力を持たせた手。
これは先手焦ります。
以下、▲59飛に△48銀!
ガジガジ流の攻めですね。
藤井猛九段のファンですか?笑
以下、▲51と、同金、22飛。
ここで本譜は△59銀成。
あああああああ、勿体ない!
この瞬間に△59の銀は働きを失いました。
ここは何がなんでも△59銀不成でした。
こうしておけばいつでも相手の守りの金を削る事が出来ます。
具体的に、次に△68銀成、同銀の形は69に隙が出来るので持ち駒が沢山入れば、
△69の地点から王手!として即詰みに討ち取る事ができる事を確認しておいてください。。
対して△59銀成の本譜下図では後手にいくら持ち駒があっても先手王は詰みません。
終盤は1手争いなのでこの辺の感覚は大事です。
そして、成よりも不成の方が役に立つ場合があることをお覚えておいていただければと思います。
※別解
再掲下図では△49銀よりもクールでスタイリッシュな手がありました。
それが△56歩です。
取れる金の頭をポーンと叩いてやるのが手筋。
以下、▲67金寄であれば△57銀。
△56歩の拠点が出来ている分だけ威力が増しています。
(単純に57香成と金を取るより1枚多く先手の囲いを削れる)
再掲下図。
これを▲同金ならば、
△47銀がうまい攻めで技ありです。
上達には「歩」の使い方が大事です。
◎次回課題図
本譜の展開です。
▲63金と攻め込まれていますが防波堤を作りしのぎましょう。
- 関連記事
-
コメント