【中央をめぐる攻防戦その壱~2つの考え方~】級位者の四間飛車を棋譜添削~その2~

引き続きウォーズ4級の方の将棋を検討します。

◎中央をめぐる攻防戦☆その壱☆~2つの考え方~

下図はお互いしっかり囲って力のこもった中盤戦です。
2019-01-24a.png 
上図▲58飛は次に▲56歩から位を奪回しようとしています。
本譜はそれに対応して△52飛、攻められそうなところに飛車を回るという意味で本筋の指し方。
2019-01-24b.png
 本筋なのですが細かいところで後手の駒組みは若干の立ち遅れがあります。
何が足りていないかと言うと△64歩と△63金の2手です。
序盤で美濃囲いの△52金を62金と寄った手や△74歩を先に突いていることが原因で中央への手が遅れている印象です。序盤の手は中盤に響いていきますので気をつけましょう。

というわけで、まだ後手の王様は上部への強度が足りないと言えます。

ここから先は、そこを課題に中盤戦を戦っていくことになります。
方針としては2つ。

、そもそも中央方面(上部)の戦いにしない。
、なんとかして中央(上部)を強化(△64歩+△63金)を間に合わせる。

という感じになります。

それでは、1から見ていきましょう。

、そもそも中央(上部)方面の戦いにしない

再掲下図。
2019-01-24a.png 
5筋ノーガードで△64歩と突きます。
2019-01-24c.png
これは誘いの隙で「5筋から攻めてこい!」と言っています。
もし攻めてこないのであれば次は△63金と強化しますよ、いいんですか?と。
上図以下、怒って▲56歩と攻めてくる手には△45歩が用意の切り返し。
2019-01-24d.png
上図以下、▲同歩、同銀、同桂、同飛で下図。
2019-01-24e.png
▲46歩と受けたら△25飛と回る感じです。
2019-01-24d_20190124195828974.png 
局面としてはいい勝負だと思いますが先手の中央から盛り上がっていこうという構想は破りました。こういう考え方もあるんだなと覚えておいてください。

、なんとかして中央(上部)を強化(△64歩+△63金)を間に合わせる。

これは本筋の攻防といえそうです。
再掲下図。
2019-01-24b.png
▲56歩、同歩、同銀と盛り上がってくる。
2019-01-24f.png
ここ通常であれば△55歩と抑えたいのですが▲65銀とさらに前進されて気分が悪いです。序盤で△64歩と突かなかった手を咎められています。

依頼者さんは上図以下△24歩と2筋方面に手を求めます。
2019-01-24g.png
これはまぁ発想は良いと思います。
▲同歩であれば△同角でいきなり5筋方面に角が効いてきますからね。
2019-01-24e_20190124195829325.png 
しかし、先手もそこは上級者。

全く相手にせず再掲下図以下、
2019-01-24g.png
▲55歩、43銀、65銀、25歩、54銀と突撃してきます。
2019-01-24h.png
5筋と玉頭方面の手厚さを最大限に生かした手でこれは振り飛車悪くなりました。
振り飛車は2筋を悠長に突いている場合では無かったと言えそうです。

◎次回課題図
2019-01-24f.png
この局面をもう一度考えます。
5筋の勢力争いにどうしたら勝てるか、考えます。




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