それでは前回に引き続きウォーズ級位者の方の棋譜を添削します。
後手が依頼者さんでウォーズ3級です。
◎入玉阻止に金銀は惜しむな
上図以下▲64金と進行。
どうやって先手王を仕留めるか、日頃の鍛錬の見せ所です。
ここで△25金と王手するようではどんどん上へ上へと逃げられてしまいます。
本譜は教科書通りの寄せが炸裂しました。
以下、あえて王手しない△23銀が挟みうちの手筋!
先手の王様をこれ以上は上へ行かせない、次で仕留めるという意味です。
私が指してもこうします。見事な収束でした。
なお、再掲下図であらかじめ▲14王と逃げても・・・
今度は△32銀とこちらのゾーンから挟みうちをします。
以下、▲13王と入玉しても△16桂がぴったり。
△29龍がス――ッと自陣に伸びてきたので先手玉はアウトでしょう。
再掲下図以下▲12龍で銀をいじめにきたら・・・
駒音高くバチーン!( ゚Д゚)と△21に金を打ちつけましょう。
絶対に入玉させない・挟みうちにするという考え方が大事です。
入玉を阻止するためなら金銀は惜しむ必要はありません!
入玉されたらほぼ勝てない場合が多いのでここでケチるとろくな事がありません。
「金はとどめに残せ」とという格言がありますがこの場合は例外です。
そして上図は竜が死んでいる(▲13龍に△11香)ので後手勝ちです。
はい、以上です。
挟み撃ち関係はの手筋はこの記事の「王手は追う手」にもあります。
あわせてどうぞ。
ありがとうございました。
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