今日もウォーズの棋譜添削やっていきます。
依頼者の方、ウォーズ4級で先手です。
◎相手から9筋を突かれたらどうするか。
振り飛車から先に9筋の歩は突かない方が良いというという事は下の記事で説明しました。
しかし、居飛車から9筋の歩を突かれた場合はどうするべきか?
厳密に言うと「状況による」なのですがそれだと答えになっていないのでこうしましょう。
え~と、どちらでもよいw
\(^o^)/
いや、これ本当難しいです。
お互いに9筋を突く形は得する変化も損する変化もあって何ともないえないところなのです。
プロの将棋でも受けている形はあります。
ちなみに私は、受けません。
端を受けなかった事によるデメリットがあまり無いからです。
そうであれば美濃囲いの完成を優先させた方が得だからです。
端よりも王様の囲い⇒中央に1手を回した方が得しているという感覚ですねぇ。。。
ここらへんの理論は難しいところです。
◎攻めを緩める⇒ドーン!!
下図、どう攻めていくかが課題。
これはアマ3段くらいないと難しい。
筋は▲63歩成。沢山駒が密集しているところに「何かする」というのが焦点の手筋です。
上図以下△同歩であれば44角、33角、71角成がある。
こうれなれば先手良し。
再掲下図。
△同銀であれば73銀成でOK。
これも攻めがうまくいっている。
問題は下図以下、△同金の変化。
これが最難関で、分かったら初段です。
力任せに攻めるのはなかなか大変。
ここでは・・・
いったん攻めを緩めるのがコツです。
それが▲75歩!
すぐに炸裂するわけではないのですがこれが腰の入った攻めです。7筋の歩を攻めに参戦させればかなりの迫力です。
上図以下、△74金なら同歩で桂馬を攻めて良し、
歩が攻めに参加しているので切れない攻めです。
△74金に代えて44角であれば・・・
以下▲63銀成、同銀(同歩は74歩で桂馬が死ぬ)、74歩!が手筋。
以下△同銀であれば▲64金とはりついて攻めが続きます。
再掲下図。
実はもっと明快で豪快な決め手があります。
以下、▲63角!
「焦点」への捨て駒です。
63の地点に1枚足す事で相手に△同歩と取らせる形を作ります。
以下清算すると角を相手に渡しますがそれ以上に先手の王様は堅く、相手の王様は薄い、先手だけ龍を作って優勢という展開になります。
まだこの棋譜は続きます。
一旦長いので今日はここで打ち切り。
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