現代三間飛車の敵リスト【頭の整理してみたよ】

この記事の真ん中くらいで自分が先後でやられる可能性がある作戦を書きだす作業をしています。ちょっとそれを最近ミーハーで使っている三間飛車でやってみました(^ム^) でも、無機質に箇条書きではあれなので一言コメントをつけてみたよ。
 これから三間の列に並びたい人や三間やってるけど何の戦型を勉強したらいいか分からない人は参考にしてみてください。

それでは
ー現代三間飛車事情を語ります(; ・`д・´)ー

  【先手三間vs居飛車】
・Vs 居飛車穴熊最強の敵でこいつに対してどんな対策で戦うかが三間の序盤のスタートです。大きく2つあって、三間藤井システムで戦うのかそれ以外の作戦(石田系の将棋など)で戦うのかで趣が変わってきます。
 具体的に、三間藤井システムは穴熊を回避できる可能性が高いですが▲46歩や▲67銀など急戦に対してマイナスの手を指すので一長一短。
 それ以外の作戦であれば▲68銀型で待機し綺麗な陣形で待つ事が出来ますが穴熊をされた時の攻撃力がイマイチ
どちらを選ぶかはあなた次第、プロも試行錯誤中。
 判断基準として、三間から見て右の端歩を突き越せたら三間藤井システム、受けたらそれ以外の形を目指すという人も多いです。
 
佐藤(和)先生の三間飛車藤井システム本はそれ以外の作戦も書いてあるので絶対買いましょう。
石田系や玉頭銀作戦の理解を深めるには、モバイル中継&名人戦棋譜速報を見るのは必須。毎回毎回、プロが工夫を凝らして穴熊に立ち向かっているので現在進行形で定跡整備中です。なお、三間藤井システムを志す人はミレニアムをされた時の対策も必要です、ふつ~にやると悪くなります。

・Vs エルモ総合急戦流行中。昔からある△65歩早仕掛け+△64銀急戦+△72飛急戦のミックス技を舟囲いより強度が堅いエルモ囲いで発動したらどうなるかという話ですよね。振り飛車は目がまだ慣れないので負けている印象。急戦に構えすぎるとエルモ→ミレニアムと持久戦に変化される可能性もあるのでなるべく自然に対応したいところ。
↑2019年1月28日発売、畠山先生の本は脅威。穴熊とエルモ囲いで三間を破るそうです。発売されたらすぐに読んで何かヤバい情報が書いてあれば対策を立てないといけませんね。

・Vs 腰掛銀から△65歩でちょっかい出してくる作戦…△65歩早仕掛けと違って6筋が手厚い。囲いは、舟囲い・金無双的なやつ・米長銀冠などバリエーション豊か。相手の囲いを見ながら組みを進めないと反撃の味がなくなって手も足も出ない
 振り飛車は▲67銀型または▲57銀型で対抗する事になると思うが57銀型ならまぁなんとかなるイメージですね。▲67銀型は工夫が必要、普通にやると潰されます。 居飛車が△74歩をどのタイミングで突くのかもターニングポイントで突かないのであれば▲75歩と桂馬使わせないぞ!と位を取る指し方もプロ間ではある。
  
佐藤先生の本でも触れらています。

・Vs 64銀73桂型のPona流の構えは一時期流行ったよね。囲いは「舟囲い→左美濃(天守閣)→銀冠」コースなのかすぐに穴熊目指すのか、居飛車が角道を止めるかどうかでも展開は変わる。結局、決定版の対策って出たのかすら分からないまま見なくなったなぁ。

・Vs 角交換振り飛車を強要する作戦
先手でノーマル三間をしたいなら初手76歩はやめた方がいい。△34歩の時に▲66歩と止めるしかないが相手に角道を止めない三間にされてしまい悪寒がします。従って初手▲78飛がプロでも流行っている作戦で▲68銀と上がってから角道をあければ三間に出来るという仕組み。ただ、その瞬間に角交換をされるリスクがあるんだよね。
角交換振り飛車vs居飛車通常型の対策はあるのか?
 ノーマルしか指せない人や経験値が少ない人は困るでしょうね。
→角交換振り飛車を強要させてからソフト流の地下鉄対策はあるか?
もはや三間の領域ではないが確認しておかないといけない。

・Vs銀冠穴熊
戦法の寿命が短いのが現代将棋。
閃光のように現れ線香のように消えた。
消えたっていうかあまりにも今まで居飛車が銀冠穴熊を早めに組みにいっていたので『三間飛車新時代』のような対策であひゃ。しかし序盤の駆け引き次第では普通に出現してもおかしくない作戦なので、三間側は「もしここから銀冠穴熊に来たらどうするか」を意識して駒組みを進めなくてはならない。最近では水面下で現れる作戦って感じでしょうか。

・Vs力戦系
→糸谷流、鳥刺し、高田流、右四間
上の4つはたまにやられるから困る作戦。どこかで本格的に対策を立てておかないと大敗する。特に糸谷流は大会でやられると焦るよね。

・王道系
→5筋位取り、玉頭位取り、天守閣美濃、舟囲い+急戦
四間飛車の定跡を知っていれば最低互角で戦える。
三間飛車の定跡を知っていればそれ以上。

【後手特有の変化】
3手目角交換をされるリスクは常にある、筋違い角本が出たので振り飛車党は要注意。

・Vs  早石田対策…やや下火ではあるが対策が無いとハマる。
・Vs 3手目68飛対策…対策が色々ありすぎて困る。
・Vs 3手目77角対策…いや~w
Vs 3手目66歩…向かい飛車vs三間飛車で三間新手筋△45銀の筋を勉強しておく必要がある。里見香奈女流の棋譜を見ましょう。

【最強の敵は中飛車か】
・▲55歩型(角道を止める)なのか▲56歩型(角道オープン)なのかで全く別の将棋。
・さらに、三間飛車の陣形を見て王様をにいくかにいくか態度を保留して条件が良い方を選ぶ事が出来る。
・中飛車から見て左側の端歩を序盤早々に突けば端を受けてもらえる確率が高いので端攻めも視野に。←今泉先生の新刊にも書いてあります。
・王様の行き場所が決まったあとも急戦調持久戦調など作戦が色々あって対応するのが大変。

もはや攻め筋に困る中飛車というイメージは全くない、滅茶苦茶やっかいです。
今泉本も出たし中飛車の風が吹き荒れそう。
 
中飛車を制するものが将棋大会を制すですわ。
負けたくなかったら今泉本は絶対買って本棚に置いて徹底研究するべし。
サーっと読んだけど過去最高に三間飛車党が読むべきページが多かった、ためになった。

・中飛車左〇〇→中飛車左穴熊、左エルモ、左銀冠
中飛車左エルモ急戦があるので以前のように左にいったら穴熊だ!と決め打ち出来なくなった。エルモ急戦が怖いのでしっかり囲おうとすると穴熊にされて作戦負けになったりするので神経を使う。中飛車の右銀の使い方も独特で57銀ルートなのか47銀ルートなのかで展開が変わる。

・中飛車右〇〇→中飛車相振りもバリエーション豊か。
→中飛車右美濃(穴熊)+▲56飛+▲57銀型
この形は、▲46銀と出られるとどっから打開したらいいか分からない。
研究しとかないといけない。

→中飛車右美濃(穴熊)+▲58飛型
1、軽く向かい飛車に振り直す指し方。
2、▲56銀(金)+47銀+38金でスクラムを組んでから行動を起こす指し方。
   コバケン流の信者は多い印象。
3、最近はすぐに5筋を突っかける指し方もあったりする。今泉先生がそれ勝っていましたよね。

まとめ:中飛車側から選択の余地が多すぎてとりあえず三間でいい勝負という感じではなくなってきた。研究してようやく互角くらいかなという印象です。

【角交換系の相振り】
・棒銀の筋に備えて▲48王+▲38金+▲28銀の囲いがスタンダード。
・△33金→44金と繰り出してくる作戦もある。
・最近は相振り中住まいもあるしどうしたらいいんでしょうか~~。
この分野はよく分からないですが研究しないといけないのは確か。

【 総 括 】
上に書きだした全ての戦法への対策が無いと怖くて夜も眠れません。
どっかの将棋予備校でそういうテキスト作ってないんでしょうか?w

まぁ冗談さておき、現実的なところで優先順位をつけて相手がやってきそうな戦法から研究するしかないと思います。

最近は、かなりの頻度で三間飛車が指されており対策も進み以前より勝つのが難しくなってきている印象。 四間飛車藤井システムの時のようにアイディアを出し尽くして消耗戦時代に突入したら私もエスケープしますが…あと半年は大丈夫でしょう。

 というのも、ソフト発のエルモ急戦や64銀+73桂のPona流が流行っている間は安泰かなと。銀冠穴熊もそうでしたがソフト戦法はそこまで怖い作戦じゃないと思うんですよね。最近は自分で作戦を考えるのがコスパ悪いと感じているのか回れ右でソフトの作戦を真似する人が増えています。これは昔のノーマルを知っている振り飛車党にとってはいい流れがきていると思っています。

ただし、中飛車、特に先手中飛車はこれからも生き残るので先手中飛車vs後手三間は真剣に考えないといけないです。先手中飛車の手段が多すぎるので後手は気が気じゃないです。後手を引いたら序盤から強めの手を放って手段を限定させていこうかなと思っています。そうすることで中飛車が選べる形も見えてくるので、ようやくいい勝負に持ちこめる感じでしょうか
将棋は前段階の研究で時間がかかるので厄介ですね~。笑
予告先発を発表してほしいです。


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コメント

長岡

いつも勉強させてもらってます
この前の朝日アマ名人戦は惜しかったですね。私は名人・王将も代表になれなかった屈指の首都圏ブロックに参加し実力どおり2連敗で2局しかさせなかったのですが、2局とも私の先手中飛車でした。1局目は捌けない振り飛車で逆転負けだったのですが2局目は完敗を喫し、‘あれっ’と思い激指先生で解析してみると、ずっと評価値0に近い互角の将棋で(今日の名人もかなり乱高下してましたね)最後不詰めと思い指した手が結果的に頓死となり負けてしまったのですが、正しく指したとしても生きた心地がしない将棋で、何回やってもつまされていたと思います。まあこの将棋は穴熊に組まれてしまったので、私のレベルはおろか人間同士でも後手が勝てる将棋ではないかと思うので、今時点では先手中飛車は互角に戦うことが出来ると思っています。ただ私は居飛車党なので、▲5六歩△8四歩の出だしなので、あべしんさんの参考にはならないと思いますが…
来年は一念発起して、木村義雄(通り越して大山全集→升田幸三全局集にするかは思案中)からやり直したいと思っていますので、上達につながる記事をお願いします。

abcn

Re: いつも勉強させてもらってます
長岡 様

いつも読んで下さりありがとうございます。

首都圏ブロックは魔界ですね~~。
全国強豪・元奨励会員・学生強豪・名も無き修羅達が勢ぞろいで私も勝てる気がしません。
彼らは本当にどっちが良いのか分からないような難解な将棋を勝ってくるので才能・努力は勿論、精神力が半端ないと思います。
対抗策として大正~昭和の大棋士の棋譜並べツアーをすることはありだと思います。今、木村・大山・升田先生が首都圏ブロックに出たら序盤はやらかすもかしれませんが地力が桁違いなので確実に通過するでしょう。木村先生の将棋はとあるプロがすごくしっかりしていると言っておりました・・。

本文読んでいて気づいたのですが居飛車党なのに先手中飛車使ったのですか?
それでそこそこの勝負になるんであれば、長岡さんのセンスが抜群か戦法が優秀かのどちらです。

私も来年は先手中飛車の長い行列に並ぼうかなと思っています(笑)

長岡

いつも勉強させてもらってます2
ご返信ありがとうございます。先日の12月23日に私が所属する川越支部の代表選考会があり、この大会はレジェンドさんに教わることが出来る大会と自分の中では位置づけており、重い足を引き釣り参加してきました。その日は私を含めて4人しかいなかったのですが、観戦記の方がいたり記録もとっていただいたので、アマ名人戦の全国大会の予選より重い戦いとなり、私は代表になった方に連敗してしまいました。その2局目は私の先手番になってしまい(後手の予定で、将棋とじゃんけんは自信がないのですが対戦相手と先後そして戦型を当てるのは自信があったのですが、その日の予定は後手番をひくはずでした)仕方がないので、四間飛車穴熊を採用し、本譜は広瀬現竜王の本通りに進んだのですが、▲4六銀と打つ変化になり本では振り飛車穴熊がさせる変化が書かれていましたが、本譜はまったく勝負どころもなく負かされ、その局面を激指先生で検討してみるとすでにー200と居飛車が良しになっており、大変勉強になったのですが、そもそもその局面に至る途中居飛車に千日手でされたり、銀冠穴熊が完勝した▲広瀬現竜王vs△西川七段戦の変化有と、先手がさす将棋ではなかったのがひどかったですね。(それがわかったのも収穫でしたが)長くなってしまいましたが、ここで書きたかったのは1局目のほうで、この将棋は予定通り後手番を引いたのですが、塚田スペシャル一点狙いでいったのですが外され、一応そのときのために第2弾を用意し序盤は大成功したのですが、最後はここセを指して負けたのですが、この自分が指した相掛かりの将棋ですがおおむね後手が勝っているのですが、2009年9月25日に指されたB級2組▲阿久津現八段vs△青野九段戦が先手の逆転勝ちだったのですが、今後2手目に△8四歩と突くにはその将棋を避けて通ることは出来ないため、将棋年鑑と近くの図書館に昔の毎日新聞を見に行ったのですが、どちらも載っていませんでした(週刊将棋ならありますかね)。そこで、あべしんさんにお願いなのですが、名人戦棋譜情報が見れましたら上記の将棋をブログで解説してもらえないでしょうか。
専門外で申し訳ありませんがよろしくお願い致します。 前回に続き長文失礼しました。

abcn

Re: いつも勉強させてもらってます2
長岡 様

予知能力という名の周到な準備ですね、素晴らしいです!
レジェンドの方に2局も指してもらえれば大収穫だと思います。しかも裏定跡で指してもらえたのであれば強豪と認めているという事だと思います。
ちなみにですが棋書に書いてる変化は古くなっているものも多数あり意外とソフトにかけると結論がふっくりかえっていたりすることがありますよね、私も結構ヒヤッとすることがあります。

阿久津vs青野戦の棋譜は下記URLにあります。

https://shogidb2.com/games/59f965d248684d8472080f64a663a4c0308c020d

棋譜を見たのですが、清々しいくらい分からないです。
数学のテストで高校時代100点中2点取ったくらい分からないです。
居飛車が全く分からないというか、なんという作戦のどういう変化なのか、戦法の背景とか全然分からないのですいませんが解説不能でございます(笑) お許しくださいませ。

長岡

お手間を取らせてしまい申し訳ありません
三間飛車とは関係のない書き込み失礼いたしました。張っていただいた棋譜は部分図(銀バサミにあって角を打った局面のところです)が最後の羽生現九段と森内九段との名人戦第2局の部分図と一致しており、名人戦で角を打った手に対して、中原十六世名人が奨励会のときに指されたマル秘の一手だったようで、「よく羽生さん角を打ったね」と解説か何かで感心した一手だったのですが、負けた将棋を見てみると、評価値は400点近くリードしているにもかかわらず、コンピュータで指しついでも、ころっと逆転し先手が勝つ始末。その様子を見てみると、どうも角を打ったところは苦しいのではないかと思っています。お金があれば棋王戦の解説会に見に行き中原先生に聞いてこようと思います。(質問できるかはまったくわかりません)何度も長文失礼いたしました。
あべしんさんの来年の活躍を私は図書館から応援したいと思います。どうもありがとうございました。
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・県優勝5回の五段です。
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