超久々にNHK杯観ました~。
先手が森内棋士、後手が谷川棋士です。
解説が羽生竜王でしたが最後はアマでも分かるくらいの大差だったと思います。
下が投了図。

▲33金が次の▲21角、同王、32金寄以下の詰めろになっているので後手谷川棋士攻防ともに見込みなしという事で投了。
これですね~、私も数手前からこの局面は読んでいたのですが・・・
ぶっちゃけ△21銀と粘られた時どう指したらいいか分からなかった。
羽生竜王も解説で触れていなかったので終わってから考えました。
後手は持ち駒を1枚使ってくれたので先手玉の脅威は無くなりました。
無くなったのですがどう迫るか考えた時、30秒将棋だと怖くなりますね。
無難なのは▲55角。
これ自体は詰めろになっていません!
次の▲32金寄の詰めろを狙った手なのですが・・・
相手はノータイムで△86桂と打つでしょう。
ちょっとこれが嫌な感じですね。
冷静に▲77金で勝ちなんでしょうけど・・
流れ的に再掲下図以下一気に勝ちに行きたいところです。
そこで私が本戦で読んでいたのは▲32角の追撃です。
上図以下、△同銀、同金寄、14歩までは進みそう。
ここでどうやって勝つのか~というのが脳内ではいまいち分からなかった。
なんとなく▲22金寄からばらしていけば詰み、指していけば詰みかなと思っていましたが万が一詰まなかったらやだな~と。
みなさんならどう指しますか?
30秒という条件で頭をあまり使わないで勝つにはどうしたらいいのかと考えた時に上図以下55角(手厚い詰めろ)がいいのかなと私は思いました。
以下△86桂なら今度こそ▲22金寄です。
自分の終盤力に自信が無い人は、「詰み有」とかそういうのに関係無く、自分の能力に合った勝ち方をするのも実戦的なテクニックだと思います。
ちなみに・・下図はやはり詰んでますね。
以下、22金寄。
以下、△13王、23金寄、同飛、同金、同王、26飛、24歩。
以下、34銀打に12王。
ここで32飛や13銀みたいな筋を発動しないといけないと思っていたら
普通に23銀打!でも詰みなんですね。
結局、何でも詰みという。
なんかね、詰み筋が沢山あると逆に迷うんだよねw
この場合は絶対詰みですが、たまに1通りだけ詰まない変化が混じっている事があるので将棋は恐ろしい。
まぁ、それが私の去年の竜王戦の全国大会なんですがね\(^o^)/
あと、プロ棋士の投了図って本当に難しいですよね。
正月にやっている「大逆転将棋」を観ていてもそう思います。
私だったらいくらでもひっくり返りますw
プロ同士の将棋は本当に信頼関係で成り立っているなぁと思いました。
投了図以下を堪能したい方は、上記の本なんていかがでしょうか。
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